YUMY インタビュー & エクスクルーシヴ・ミックス

DJ FulltonoとKeita Kawakamiの主催するパーティー〈SOMETHINN〉に新たにレジデントとして加わるYUMYのインタビューとエクスクルーシヴ・ミックスをお届けする。

ウサギのお面がトレードマークのYUMYは鳥取・米子を拠点とするDJ。緩急自在にグルーヴを操るオールミックスなプレイを武器に山陰のパーティー・シーンで活躍してきた。

近年は「REDBULL MUSIC FESTIVAL 2017」の一環として開催された「AT THE CORNER 未来才能全員集合祭」や、昨年末に名村造船所跡地で行われた「STAR FESTIVAL 2018 CLOSING」に出演するなど、徐々に全国区の存在になりつつある。

多くの人を驚かせてきた彼女のミックスセンスを堪能できるミックスをぜひ堪能してほしい。

YUMYは2月10日(日・祝前日)にCIRCUS OSAKAで開催される〈SOMETHINN VOL.26〉に出演する。

取材・構成/Tokunaga Kizamu


DJを始めたきっかけを教えてください。

学生の頃に初めて友人と一緒にクラブへ遊びに行きました。何度か通うようになって、そこの箱のオーナーさんから「興味があるならやってみない?」と声をかけられて始めました。当時そのお店ではDJ体験ができるという初心者向けの企画があり、そこで何度かブースの上に立たせてもらいました。(今から考えたらとてもありがたい話です…。)

やっていくうちにもう少し本格的にやりたいなと思うようになって、すぐに貯金を崩して機材を一式揃えました(笑)

エレクトロハウスやバイレファンキ、ビーモアなどが好きでよく聴いていて、当時はそんなDJをしていました。

ハウス中心のセットの時もジューク中心のセットの時も、ジャンルを軽やかにまたぐようなプレイが印象に残っています。選曲・DJをする時に意識していることはありますか?

意識していることは特にありません。次これをかけたらちょっと楽しい展開になるな、とかそれくらいです。

1回のDJの中で自分のかけたい曲が1曲あったとして、それをいかに目立たなく、しれっとかっこよくかけるにはどうすればいいかなとか考えるのは楽しいです。

話が脱線しますが、DJ中の楽しみといえば私はマスクで顔の上半分が見えないことをいいことにフロアにいる人の顔をめちゃくちゃ見ます。

綺麗なお姉さんが来ている…とかあの人めちゃくちゃいい表情で踊るなぁとか結構はっきりと見えるので隙あらば人間観察をしては嬉しくなったりしてます。実はバレていたらごめんなさい。

YUMYさんはウサギのお面を被ってDJすることで知られてますけど、そうするようになったきっかけや理由があれば教えてもらえませんか?

7年ほど前になりますが、地元の鳥取砂丘で規模の大きい野外フェスが開催されることになりました。当時女性オンリーのDJサークルが二つあって、そのうちの一つに私も所属していました。どちらのサークルもオファーをもらっていたので、せっかくだから2つのサークルのDJをシャッフルしてBtoBで出よう~という話になって…笑

音楽の好みや選曲が自分と一番近かったDJと一緒に組むことになったんですが、野外だしお祭りっぽさ出したいからなんか変装しようか!って話をしてて、通販で動物のマスクを注文して、それをかぶって出演しました。相方はネコで、私はウサギです。

見た目がちょっと強烈なので覚えてもらえやすかったのか分かりませんが、有難いことにその後も2人で出演してもらえませんかとオファーをもらえたりもして、何度かやっていくうちに2人ともだんだんしっくり馴染んできてしまい…。お互い単体でDJするときもマスクをかぶるようになり、そのまま現在に至ります。笑

他にも色々見てて、ライオンとかブタ、にわとりもありました(笑)トサカが強そうだったのでにわとりにしようか迷ったんですけど、今から思えばウサギにしといてよかったかもしれない。。笑

ジューク/フットワークをプレイするようになったきっかけを教えてください。

何か決定的なタイミングがあった訳ではないんですが…DJをはじめた頃はとにかくいろんなジャンルのDJmixを買ったりsoundcloudから検索して聴いていたので、その中にもしかしたらジュークのmixもあったのかもしれません。

ベルリンの"MAN RECORDINGS"という南米系ダンスミュージックを中心にリリースしているレーベルだったり、ポルトガル発の音楽レーベル"Enchufada"からよく音源を買っていた時期があって、そこからよくリリースしてたschlachthofbronxやDaniel haaksman、Buraka Som SistemaなどBPMの速いクンビアやラテン系ハウスを早回ししたようなものを織り交ぜてプレイしているmixをsoundcloudで見つけて聴いていたら、後半くらいに急にサイレンのような音とバシバシ叩かれてるみたいな音が鳴り出して…。笑

トリッキーなリズムなのにやかましすぎない、耳に残るこの不思議な音楽は何だ…?!とかなりの衝撃を受けました。のちにそれがDJ Rashadの"Teknitian"という曲で、ジュークというジャンルの音楽であることを知り、自分なりに調べて音源を集めるようになりました。

自分が実際にDJでプレイするようになるのはまだまだ先の話で、最初はどうしたらいいのかというか、かけ方が全く分からなかったです。笑

しかもシカゴ発祥の音楽だと知りもしかして南米関係なかった…?とますます混乱した記憶があります。笑いろんな人のジュークのmixをひたすら聴きました。

ひとつ印象に残っているのは、ライブハウスでのイベントで転換DJをしたとき。その日は3回持ち場があったんですが、そのうちの1回で試しにジュークを流したらお客さんから沢山の反応がありました。今かかってるのは何ていうジャンルですか?とか誰の曲ですか?とか。バンド目当てで来ていたはずのお客さんが最前で踊ってくれて、嬉しかったというか素直にびっくりしました。曲に使われてる元ネタを知ってて気に留まった、とかだけなのかもしれないですけど、お客さんからそんな質問される事は滅多に無かったので…!(笑)

以前まではこのイベントではジュークは違うかな…とか変に躊躇してたんですが、それがあってからはDJでどんどん使っていこうと思ったし、ジュークでプレイする事がますます好きになったのを覚えています。

今回のミックスのコンセプトについて教えてください。

使いたいかっこいいトラックが沢山ありましたが、第一に親しみやすく聴いてもらいやすいものにしたかったので、今回は歌モノ?や声ネタ多めの選曲にしてみました。

80~120~160とBPMを行き来するリズムの中で激しく踊らせたりゆったり聴かせたり、その緩急もジューク/フットワークの面白さの一つだと思うので、私の荒さと慌ただしさも含めて楽しんで聴いてもらえたらと思います。笑

次回の〈SOMETHINN〉でのDJを楽しみにしています。どんなプレイをしたいですか?

ドカンとかましたれ!みたいな事は特に思っていません(笑)

軸はブレずに、いかに自分の色が出せるかが〈SOMETHINN〉での課題なので、、色々挑戦できたらと思います。けどあまり意気込まず、普段通り楽しんでやりたいです。

ジュークは私みたいに特別な知識がなくても、フットワークを上手に踊れなくても楽しめる、奥が深いジャンルです。普段あまりジュークを聴かない人に少しでも良さが伝わればいいなと思うし、あと女性のお客さんも増えたら嬉しいです。

普段はマスクで顔が隠れちゃってるので(笑)見た目は怪しさ満点ですけど、普通の人間なので(?)気軽に声をかけてもらえたら嬉しいです。

会場でお会いできるのを楽しみにしています。

開催日時:2019年2月10日(日・祝前日)OPEN 23:00

開催場所:CIRCUS OSAKA

料金:2,000円(INCL. 1D)

■ACT

DJ Fulltono

Keita Kawakami

Satanicpornocultshop

YUMY

dym

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